過去のシンポジウム(2000-)
生物学史分科会2023年度シンポジウム
ヒトとモノからみる公衆衛生史
- 2023年12月2日(土)に日本科学史学会生物学史分科会シンポジウムを対面とオンラインで開催します。対面で参加される方のみ登録フォームにご記入ください。なお、13時からは本分科会総会(会員のみ)が開催されます。(無事終了しました。)
- 日時:2023年12月2日(土)14:00〜18:00
- [プログラム]
14:00〜14:15 住田 朋久 趣旨説明/マスク大国となった日本
14:15〜14:25 横田 陽子 感染症サーベイランス小史
14:25〜14:50 宝月 理恵 子どもと口腔衛生の近代:専門知・モノ・環境
14:50〜15:15 川端 美季 公衆浴場を必要としたのは誰か:入浴と清潔をめぐる近代史
15:15〜15:40 西川 純司 窓からみる結核の歴史:交差する身体と環境
15:40〜15:50 休憩
15:50〜17:00 総合討論(コメント:三橋 輝・柏ア 郁子・後藤 基行 各5〜10分)
17:00〜18:00 軽食懇親会
- 主催:日本科学史学会生物学史分科会、立命館大学生存学研究所
- 東京大学駒場キャンパス16号館1階119/129号室
現地参加登録フォーム(オンライン参加の場合は必要ありません)
https://forms.gle/VYH8rWrZ5TconiPRA
- ZoomミーティングURLは以下です(文字通訳あり)。
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/94121259457?pwd=Rll6RVBWUVVkMGNSOGhLU3pjcE43QT09
ミーティングID: 941 2125 9457 パスコード: 014692
- 【お問い合わせ先】
川端美季(mikikwbt@gmail.com)、住田朋久(sumidatomohisa@gmail.com)
- 参考
「連載 ヒトとモノからみる公衆衛生史」『公衆衛生』(医学書院)2023年6月号〜
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/401
- 登壇者紹介
- 住田 朋久(すみだ ともひさ、慶應義塾大学大学院社会学研究科訪問研究員)
“Plague Masks in Japan: Reflecting on the 1899 German Debates and the Suffering of Patients/Doctors in Osaka.” East Asian Science, Technology and Society 16, no. 1 (2022): 74-85.
Japanology Plus. “Face Masks.” NHK World-Japan. April 14, 2022.(出演) https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2032261/
- 横田 陽子(よこた ようこ、立命館大学生存学研究所客員研究員)
『技術からみた日本衛生行政史』晃洋書房 、2011年
「日本のパンデミック対策成立経緯:新型コロナを迎えるまで」『生物学史研究』101号(2021年): 15-21頁 https://doi.org/10.24708/seibutsugakushi.101.0_15
- 宝月 理恵(ほうげつ りえ、お茶の水大学基幹研究院・文教育学部人間社会科学科准教授)
『近代日本における衛生の展開と受容』東信堂、2010年
「戦後日本における歯科衛生士の専門職化:口腔医療をめぐる支配管轄権の変容から」『保健医療社会学論集』23巻1号(2012年): 85-95頁 https://doi.org/10.18918/jshms.23.1_85
- 川端 美季(かわばた みき、立命館大学生存学研究所特別招聘准教授)
『近代日本の公衆浴場運動』法政大学出版局 、2016年
「清潔の指標:習慣と国民性が結びつけられるとき 」『現代思想』2020年5月号(第48巻第7号)、170-176頁
- 西川 純司(にしかわ じゅんじ、神戸松蔭女子学院大学文学部准教授)
『窓の環境史:近代日本の公衆衛生からみる住まいと自然のポリティクス』青土社、2022年
「アクターネットワークとしての住宅:昭和初期における健康住宅の事例から」『ソシオロジ』64巻2号(2019年): 57-73頁 https://doi.org/10.14959/soshioroji.64.2_57
- 三橋 輝(みつはし ひかる、医学書院 第3編集室)
書籍編集/月刊誌『公衆衛生』編集担当
- 柏ア 郁子(かしわざき いくこ、東京女子医科大学看護学部講師)
「「人生の最終段階」における無益性の解釈とAdvance Care Planning」『保健医療社会学論集』31巻2号(2021年): 36-46頁 https://doi.org/10.18918/jshms.31.2_36
「あたらしい公衆衛生:健康寿命と人生の最終段階」『Core Ethics:コア・エシックス』16号(2020年): 35-45頁 http://doi.org/10.34382/00013175
- 後藤 基行(ごとう もとゆき、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授)
『日本の精神科入院の歴史構造:社会防衛・治療・社会福祉 』東京大学出版会、2019年
「戦前期日本における私立精神病院の発展と公費監置:「精神病者監護法」「精神病院法」下の病床供給システム」『社会経済史学』78巻3号(2012年): 379-402頁 https://doi.org/10.20624/sehs.78.3_379
生物学史分科会2022年度シンポジウム
人類学の歴史と社会
- 2023年2月11日(土・祝)に日本科学史学会生物学史分科会シンポジウムを開催します。COVID-19の情勢を鑑み今年度もオンラインで行います。(無事終了しました。)
- 日時:2023年2月11日(土・祝)15:00〜18:00
- [プログラム]
15:00〜15:10 坂野徹 シンポジウム趣旨説明
15:10〜15:35 太田博樹 スヴァンテ・ペーボ氏のノーベル賞受賞と古代ゲノム学の歴史
15:35〜16:00 瀬口典子 脱人種主義・脱植民地主義時代の生物人類学: 21世紀の生物人類学の新たな挑戦
16:00〜16:10 休憩
16:10〜16:35 佐藤桃子 アイヌ民族を対象とした研究のガバナンスの議論の経緯
16:35〜17:00 坂野徹 骨・土器・ゲノム:人類学・考古学のヒストリオグラフィーについて
17:00〜17:15 アルノ・ナンタ コメント
17:15〜17:20 休憩
17:20〜18:00 全体討論
進行 飯田香穂里
- 当日のZoomミーティングURLは以下です。
https://zoom.us/j/93273586218?pwd=WE0zaDJBSGRhYmNLeEpiS0xJNWRUQT09
ミーティングID: 932 7358 6218
パスコード: 141786
- 登壇者紹介
坂野徹(さかのとおる、日本大学経済学部教授)
『〈島〉の科学者:パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究』勁草書房、2019年
『縄文人と弥生人:「日本人の起源」論争』中公新書、2022年
太田博樹(おおたひろき、東京大学大学院理学系研究科教授)
『遺伝人類学入門』筑摩書房 、2018年
『古代ゲノムから見たサピエンス史 』吉川弘文館 、2023年
瀬口典子(せぐちのりこ、九州大学大学院比較社会文化研究院准教授)
3D Data Acquisition for Bioarchaeology, Forensic Anthropology, and Archaeology.Academic Press, Elsevier, 2019. DOI: 10.1016/C2017-0-02320-0. ISBN978-0-12-815309-3.
“Visualizing Variability in Ceramic Micro-Curvature though Novel 3D Morphometric Mapping and Sliced Segmental Extraction.” Journal of Computer Applications in Archaeology. (2022)5(1), pp.57-77. DOI: 10.5334/jcaa.89.
佐藤桃子(さとうももこ、東京大学大学院学際情報学府博士課程学生)
“Genomic Research on Indigenous Peoples in Asia: A Comparative Study on Japan and Taiwan.” European Conference of Human Genetics, P24.014.D, Vienna, Austria (June 2022).
「先住民族を対象としたゲノム研究におけるRRI:海外事例の分析」科学技術社会論学会、東京都(2022年11月)
アルノ・ナンタ(フランス国立科学研究センター研究指導官/教授)
「日本統治下台湾における植民地人類学、「理蕃」政策と先住民族の本質化」(竹沢泰子/J=F・ショブ編『人種主義と反人種主義:越境と転換』京都大学学術出版会、2022年)
“Historiography of the Nanking Massacre (1937.1938) in Japan and the People’s Republic of China: Evolution and Characteristics” (A. Cheng & S. Kumar Ed., Historians of Asia on Political Violence. College de France, 2021). https://books.openedition.org/cdf/11197.
「帝国日本の台湾・朝鮮における植民地歴史学」(坂野徹・塚原東吾編『帝国日本の科学思想史』勁草書房、2018年)
飯田香穂里(いいだかおり、総合研究大学院大学先導科学研究科准教授)
"Peaceful atoms in Japan: Radioisotopes as shared technical and sociopolitical resources for the Atomic Bomb Casualty Commission and the Japanese scientific community in the 1950s." Studies in History and Philosophy of Science Part C: Studies in History and Philosophy of Biological & Biomedical Sciences 80(2020): 101240. 和訳版: http://id.nii.ac.jp/1013/00005933/
"A controversial idea as a cultural resource: The Lysenko controversy and discussions of genetics as a 'democratic' science in postwar Japan." Social Studies of Science 45 no.4 (2015): 546-569.
生物学史分科会2021年度シンポジウム
ダストン/ギャリソン『客観性』をめぐって
- 2022年1月30日(日)に日本科学史学会生物学史分科会シンポジウムを開催します。COVID-19の情勢を鑑み今年度もオンラインで行います。(無事終了しました。『生物学史研究』102号に特集が掲載されます。)
- 日時:2022年1月30日(日)15:00〜18:00
- [プログラム]1/22更新
15:00〜15:30 瀬戸口明久 人間-自然系としての科学
15:30〜16:00 鶴田想人 科学と図像--植物図譜の歴史から
16:00〜16:30 飯田香穂里 日本の植物・染色体図から見た『客観性』
16:30〜17:00 山田俊弘 オブジェクティビティ/サブジェクティビティ:自然誌の記述と科学の記述
17:10〜18:00 全体討論
進行 住田朋久
- 当日のZoomミーティングURLは以下です。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/85246705359?pwd=aEY1ZzZHeTVBSDVORVhQYmxDajNmUT09
ミーティングID: 852 4670 5359、パスコード: seibutsu
14時50分頃から、アクセス可能です。
- お問い合わせ 住田朋久(sumidatomohisa@gmail.com)
- 登壇者紹介
瀬戸口明久(せとぐち あきひさ、京都大学人文科学研究所准教授)
『害虫の誕生:虫からみた日本史』ちくま新書、2009年
『日本の動物観』共著、東京大学出版会、2013年
鶴田想人(つるた そうと、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC1))
"Action and Contemplation: A Commentary on Vance Morgan's Weaving the World: Simone Weil on Science, Mathematics, and Love," Attention, forthcoming.
「「人新世」の何が問題なのか--「地権力」批判の視点から」『地質学史懇話会会報』第54号(2020年5月)、46-53頁 https://www.academia.edu/44720800/懇話会_会報_第54号_2020_1_
飯田香穂里(いいだ かおり、総合研究大学院大学先導科学研究科准教授)
"Peaceful atoms in Japan: Radioisotopes as shared technical and sociopolitical resources for the Atomic Bomb Casualty Commission and the Japanese scientific community in the 1950s." Studies in History and Philosophy of Science Part C: Studies in History and Philosophy of Biological & Biomedical Sciences 80(2020): 101240. 和訳版: http://id.nii.ac.jp/1013/00005933/
"A controversial idea as a cultural resource: The Lysenko controversy and discussions of genetics as a 'democratic' science in postwar Japan." Social Studies of Science 45 no.4 (2015): 546-569.
山田俊弘(やまだ としひろ、大正大学非常勤講師)
『ジオコスモスの変容:デカルトからライプニッツまでの地球論』勁草書房、2017年
『科学革命』共訳、丸善出版、2014年
住田朋久(すみだ ともひさ、慶應義塾大学大学院社会学研究科訪問研究員)
"Western origins of Japanese Plague Masks: Reflecting on the 1899 German debates and the suffering of patients/doctors in Japan." East Asian Science, Technology and Society, forthcoming.
「鼻口のみを覆うもの:マスクの歴史と人類学にむけて」『現代思想』2020年5月号(第48巻第7号)、191-199頁
参考
ロレイン・ダストン/ピーター・ギャリソン『客観性』瀬戸口明久・岡澤康浩・坂本邦暢・有賀暢迪訳、名古屋大学出版会、2021年8月(原書2007年)
https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1033-7.html
瀬戸口明久「訳者あとがき」(一部) https://allreviews.jp/review/5600
岡澤康浩 書評「Tokyo Academic Review of Book」2021年 https://tarb.yamanami.tokyo/2021/09/0029-Lorraine-Daston-Peter-Galison-Objectivity.html
中尾央・有賀暢迪「認識論的徳としての客観性 : イメージから見える科学の姿(エッセイ・レビュー: L. Daston & P. Galison, Objectivity)」『科学哲学科学史研究』4号(2010年)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/108690/1/phs_4_127.pdf
※『生物学史研究』シンポジウム報告ご寄稿のお誘い(会員の方向け)
シンポジウムで扱うことのできるテーマはかぎられていますので、『生物学史研究』での「シンポジウム報告」でも参加者の方々からの『客観性』についてのご寄稿を募集します。
査読なし(査読を希望される場合は独立の「論文」としてご寄稿ください。)
4000字を一応の目安とする。
投稿規程http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/tokokitei2018.pdf
2022年2月28日締切 住田宛にお送りください。 sumidatomohisa@gmail.com
- ■視聴の際に注意していただきたい点
@必ず、ビデオとマイクをオフにしてください。
A本イベントについては、いかなる録音・録画もお控えください。
B報告者を中心に表示したい方は、表示方法を「スピーカービュー」ではなく「ギャラリービュー」とすることをお勧めいたします。
C視聴者の機材や通信環境により、映像や音声の乱れ、停止等が起こる場合があります。特にWi-Fi/無線LAN環境で視聴される方はご注意ください。
D携帯電話回線での視聴は推奨しません。やむを得ずスマートフォン等で視聴される場合はデータ通信の上限にご注意ください。
※Zoomのご利用が初めての方は、事前に接続テストができます。 https://zoom.us/test
生物学史分科会2020年度シンポジウム
COVID 19と生物学史
- 2020年12月19日(土)に日本科学史学会生物学史分科会シンポジウムを開催します。今年度はCOVID-19の情勢を鑑みオンライン(Zoom)で行います。(無事終了しました。『生物学史研究』101号に特集が掲載されました。)
- 日時:2020年12月19日(土)16時〜19時
- [プログラム]
16:00〜16:10 趣旨説明(松原洋子)
16:10〜16:35 住田朋久「マスクのグローバルヒストリー:日本のマスクの西洋的起源について」
16:35〜17:00 野坂しおり「帝国とパンデミック:19世期末?20世紀初頭の日本における感染症の国際管理」
17:00〜17:25 横田陽子「日本のパンデミック対策の成立経緯:新型コロナを迎えるまで」
17:25〜17:50 廣野喜幸「アウトブレイクの科学論」
17:50〜18:00 休憩
18:00〜19:00 コメント(瀬戸口明久)、全体討論
進行 川端美季
- 主催:日本科学史学会生物学史分科会、立命館大学生存学研究所プロジェクト感染症研究会
- 当日のZoomミーティングURLは以下です。
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/93628119249?pwd=MW1tRSsvQUgyNmw4dmcxK3RtODltUT09
ミーティングID: 936 2811 9249、パスコード: seibutsu
15時50分頃から、アクセス可能です。
- ■視聴の際に注意していただきたい点
@必ず、ビデオとマイクをオフにしてください。
A本イベントについては、いかなる録音・録画もお控えください。
B報告者を中心に表示したい方は、表示方法を「スピーカービュー」ではなく「ギャラリービュー」とすることをお勧めいたします。
C視聴者の機材や通信環境により、映像や音声の乱れ、停止等が起こる場合があります。特にWi-Fi/無線LAN環境で視聴される方はご注意ください。
D携帯電話回線での視聴は推奨しません。やむを得ずスマートフォン等で視聴される場合はデータ通信の上限にご注意ください。
※Zoomのご利用が初めての方は、事前に接続テストができます。 https://zoom.us/test
情報保障(手話通訳・文字通訳)が必要な方は、10日前までに下記、川端の連絡先までお申込みください。
- 【お問い合わせ先】
川端美季(mikikwbt@gmail.com)、住田朋久(sumidatomohisa@gmail.com)
-
- 登壇者紹介
松原洋子(まつばら ようこ、立命館大学副学長、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
『優生学と人間社会:生命科学の世紀はどこへ向かうのか』共著、講談社現代新書、2000年
住田朋久(すみだ ともひさ、慶應義塾大学文学部訪問研究員)
「鼻口のみを覆うもの:マスクの歴史と人類学にむけて」『現代思想』2020年5月号(第48巻第7号)、191-199頁
マスクの歴史と人類学 https://sites.google.com/view/hamask2020/
野坂しおり(のさか しおり、フランス社会科学高等研究院博士課程)
「人新世は誰のものか:環境危機をめぐる対話と合意の政治性」『地質学史懇話会会報』第54号(2020)、64-71頁
https://www.academia.edu/43312863/懇話会_会報_第54号_2020_1_
"Border control in question: transformation of cholera control measures in Japan at the end of the 19th century"
https://www.youtube.com/watch?v=Woko02_72cE
横田陽子(よこた ようこ、立命館大学生存学研究所客員研究員)
『技術からみた日本衛生行政史』晃洋書房 、2011年
「科学知識の伝達:スーパースプレッダーの例」『Core Ethics』1号(2005年): 57-72頁
https://www.r-gscefs.jp/pdf/ce01/yy01.pdf
廣野喜幸(ひろの よしゆき、東京大学大学院総合文化研究科教授)
『サイエンティフィック・リテラシー:科学技術リスクを考える』丸善出版、2013年
「アウトブレイクの危機管理対策:比較研究」(東京大学大学院シラバス)
https://catalog.he.u-tokyo.ac.jp/detail?code=31M283-0082A&year=2020
瀬戸口明久(せとぐち あきひさ、京都大学人文科学研究所准教授)
京都大学オンライン公開講義「「災害」の環境史:科学技術社会とコロナ禍」(全5回)2020年
https://ukihss.cpier.kyoto-u.ac.jp/1789/
『害虫の誕生:虫からみた日本史』ちくま新書、2009年
川端美季(かわばた みき、立命館大学生存学研究所特別招聘准教授)
「清潔の指標:習慣と国民性が結びつけられるとき 」『現代思想』2020年5月号(第48巻第7号)、170-176頁
『近代日本の公衆浴場運動 』法政大学出版局 、2016年
- ※『生物学史研究』「特集 COVID-19と生物学史」(川端美季・住田朋久編)ご寄稿のお誘い(会員の方向け)
シンポジウムで扱うことのできるテーマはかぎられていますので、『生物学史研究』でもCOVID-19についての特集を設けます。ぜひご寄稿ください。
査読なし(査読を希望される場合は独立の「論文」としてご寄稿ください。)
4000字を一応の目安とする。
投稿規程 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/tokokitei2018.pdf
2021年2月28日締切 住田宛にお送りください。 sumidatomohisa@gmail.com
生物学史分科会2018年度シンポジウム
人形のいる生物学史
- 人体をモデルに人形をつくることはあらゆる時代・地域に見られ、人間の文化的活動の基幹にかかわる。人の形をあらわす人形の系譜には、這子・天児など憑代的な人形、雛人形、市松人形、文楽(人形浄瑠璃)、マリオネットなどの伝統的な人形、20世紀美術のなかでベルメール、四谷シモンらの制作した球体関節人形などがある。日本語では人形(にんぎょう/ひとがた)であるが、たとえばdollとかpuppetというとき、そこには人間以外の動物や架空の生物を象ったものも含まれる。また、人体の形状のみならず機能を精巧に再現し、ときに人間の生物学的能力を凌駕する人形として、オートマタ(からくり人形)、人造人間、ロボット、サイボーグ、ラブドールなどが含まれる。逆に、人体・生物体を一種の人形と表象することは、デカルト、ド・ラ・メトリ、ノーバート・ウィナーと連なる動物機械論・人間機械論の思想的系譜に関わる。今回のシンポジウムでは、このような生物体と人形の往還の様相を、さまざまな文化形象のなかに探ってみたい。
- 同時に、このシンポジウムは、本会会員であった金森修氏(1954-2016)の書き下ろし遺作『人形論』(平凡社、2018年5月)の刊行を受けて、著者不在ながら、一種の合評会の性格を兼ねている。(無事終了しました。『生物学史研究』99号に特集が掲載されました。)
- 日時:2018年12月16日(日)14時〜17時15分(分科会会員は13〜14時総会)
- 場所 東大駒場キャンパス16号館119号室http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_15_j.html
- [プログラム]
14:00-14:30 奥村大介「序論と解題――あるいは、金森修『人形論』(2018)について」
14:30-15:00 菅実花「未来の母としての「妊娠するアンドロイド」をめぐって」
15:00-15:30 西原志保「殖えない猫と殖える人形――笙野頼子『硝子生命論』を中心に」
15:30-16:00 高橋さきの「人形と生き物と言葉」
16:00-16:15 休憩
16:15-17:15 総合討論
- [参加申込]配付資料準備などの関係で、事前に参加申込フォームからご登録いただければ幸いです。参加申込フォーム:https://goo.gl/forms/38jknTtmnUZoGfjs1
- 司会・問い合わせ:奥村大介(okumuradaisuke1884[at]gmail.com)
- 登壇者紹介
- 菅実花(かん みか)
- 美術作家。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程。2014年より等身大の女性型愛玩人形の妊娠をテーマにしたアートプロジェクト「Do Lovedolls Dream of Babies?」を手がける。主な展覧会に個展「The Future Mother」(慶應義塾大学、2016年)、個展「The Silent Woman」(文京区立森鴎外記念館、2018年)、アートフェスティバル「黄金町バザール2017 Double Façade 他者と出会うための複数の方法」(2017年)。著書に『〈妊婦〉アート論――孕む身体を奪取する』(共著、青弓社、2018年)がある。
- 西原志保(にしはら しほ)
- 日本文学専攻。国立国語研究所非常勤研究員、共愛学園前橋国際大学非常勤講師。著書に『『源氏物語』女三の宮の〈内面〉』(新典社新書、2017年)、主な論文に「女三宮のことば――『源氏物語』の時間と内面」(『日本文学』2008年12月)、「『源氏物語』女三宮の自己意識」(『日本文学』2009年9月)、「生殖の拒絶――『それから』における花のイメージ」(『名古屋大学国語国文学』2009年11月)、「『源氏物語』の人形論――雛と「人形」の手法」(『頸城野郷土資料室 学術研究部 研究紀要』vol.2. no. 5、2017年8月)などがある。
- 高橋さきの(たかはし さきの)
- 翻訳者。科学技術論専攻。お茶の水女子大学非常勤講師。工業所有権関連の翻訳を生業とする。ダナ・ハラウェイの訳書として『猿と女とサイボーグ――自然の再発明』(青土社、2000年、新装版2017年)、『犬と人が出会うとき――異種協働のポリティクス』(青土社、2013年)、論文訳として「人新世、資本新世、植民新世、クトゥルー新世――類縁関係を作る」(『現代思想』2017年12月)など。他の訳書にシルヴィア『できる研究者の論文生産術』(講談社、2015年)、『できる研究者の論文作成メソッド』(講談社、2016年)など。共著書に『リーディングス戦後日本の思想水脈 第2巻』(岩波書店、2016年)、『生命科学の近現代史』(勁草書房、2002年)、『できる翻訳者になるために』(講談社、2016年)、『プロが教える技術翻訳のスキル』(講談社、2013年)など多数。
- 奥村大介(おくむら だいすけ)
- 比較文学・科学文化論専攻。明治大学ほか非常勤講師。主な著訳書に、金森修編『明治・大正期の科学思想史』(共著、勁草書房、 2017 年)、化学史学会編『化学史事典』(分担執筆、化学同人、2017 年)、レイノルズ&マコーミック『20世紀ダンス史』(共訳、慶應義塾大学出版会、2014 年)、論文に「青空の見える窓――金子國義の部屋」(『ユリイカ』2015 年 7 月臨時増刊号)、「ささめく物質――物活論について」(『現代思想』 2014 年 1 月号)、「生体放射の歴史」(『生物学史研究』第87号、2012年9月)、「高みへの落下、あるいはシモーヌ・ヴェイユと重力の詩学」(『現代詩手帖特集版 シモーヌ・ヴェイユ』思潮社、2011年)などがある。
生物学史分科会2017年度シンポジウム
生命科学とビッグデータ
- 次世代シークエンサーの登場によって、すべての生物のゲノムデータは飛躍的に明らかにされつつある。増加しているのは遺伝子データだけでない。表現型、人間の移動情報や購買行動など、人間のあらゆる側面がデータ化され、科学研究、医療、都市計画、マーケティングなどに利用されている。そもそも科学には自然を切り取ってデータとして蓄積するという側面があり、とくに生物学は博物学の時代からこつこつと標本を収集してきた。とくに人間を対象とする生命科学においては、さまざまな倫理的な諸問題について議論されてきた。しかしそこでデータは、あくまでサンプルとして選択的に収集されてきたものである。それに対して現在のビッグデータにおいては、すべての人間がデータの提供者となる。知識の提供者と利用者はオーバーラップし、科学研究とテクノロジーの境界はあいまいになる。膨大なデーターの流通は、技術と人間の新しい関係をつくり出しているようにも見える。このような現状を考えるため、生命科学、生命倫理、情報哲学などの視点から話題提供していただくことにした。(無事終了しました。『生物学史研究』97号に特集が掲載されました。)
- 日時:2017年12月17日(日)14時〜17時(分科会会員は13〜14時総会)
- 場所 東大駒場キャンパス16号館119号室http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_15_j.html
- [プログラム]
14:00-14:10 瀬戸口明久(京都大学)趣旨説明
14:10-14:40 今西規(東海大学)「個人ゲノム情報はどこまで解き明かされたか 〜疾患リスク予測と個人同定〜」
14:40-15:10 林真理(工学院大学)「生活世界の実験室化 データに尊厳はあるか?」
15:10-15:40 大黒岳彦(明治大学)「ビッグデータとコントロール社会──情報時代の〈監視/環視〉テクノロジー」
15:40-16:00 休息
16:00-17:00 討論
- 問い合わせ:瀬戸口(aseto[at]zinbun.kyoto-u.ac.jp)
生物学史分科会・明治大学平和教育登戸研究所資料館共催シンポジウム
生物学と軍事研究−歴史的考察−
大学等を対象にした防衛省の研究費に110億円が計上されるなど、科学研究のあり方が大きく変化しています。かつて陸軍の秘密研究所があった登戸研究所の解説付き見学を含め、軍事研究の歴史を振り返るシンポジウムを開催します。(無事終了しました。『生物学史研究』97号に特集が掲載されました。)
日時:2017年2月18日(土)
場所 明治大学生田校舎(神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1)
[集合時刻と場所]
明治大学登戸研究所見学希望者 10:30 明治大学平和教育登戸研究所資料館
生物学史分科会総会参加者13:00 生田キャンパスA館416・417号室
シンポジウム参加者14:00 生田キャンパスA館416・417号室(プレゼン施設があります)
[プログラム]
10:30-12:30 構内および明治大学平和教育登戸研究所資料館見学会 ※事前連絡要
12:30-13:00 登戸研究所のドキュメンタリー映画鑑賞
13:00-14:00 昼食休憩(生物学史分科会総会)
14:00-17:00 シンポジウム
14:00-14:30 山田朗「陸軍登戸研究所と日本軍の秘密戦」
14:30-15:00 渡辺賢二「陸軍登戸研究所の秘密戦用生物・化学兵器の研究・開発」
15:00-15:45 常石敬一「科学と戦争――満州731部隊の歴史と現代」
15:45-16:15 植木不等式「カモメの水兵さん――動物“新兵器化”プランあれこれ」
16:15-16:20 休憩
16:20-17:00 総合討論
※見学希望者は篠田shinoda.keisen.ac.jpまでご連絡ください。(最初のピリオドをアットマークに変えて下さい。)
明治大学生田校舎へのアクセスは小田急線向ヶ丘遊園からバス(明大正門前行き終点です)
または小田急線生田駅から徒歩(地域産学連携研究センターのエスカレーターを使うと登りが楽です)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/ikuta/access.html
明治大学平和教育登戸研究所資料館はキャンパスの南西隅
A館は正門から入って一番近い右側の建物
明治大学生田キャンパスhttp://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/ikuta/campus.html
生物学史分科会 シンポジウム
中村禎里と冷戦期日本の生物学史研究
- 無事終了しました。報告は『生物学史研究』92号に掲載されました。
- 『日本のルイセンコ論争』、『生物学と社会』、『回転する円のヒストリア』、『日本人の動物観 変身譚の歴史』等、科学史・生物学史をはじめとした幅広い領域で活躍された中村禎里先生が、昨年3月13日に急逝されてから、早くも1年が経とうとしています。日本科学史学会生物学史分科会では、次のようにシンポジウムと懇親会(偲ぶ会)の企画を立てました。分科会会員のみならず、多くの方々にご参加いただけることを希っております。
- 日時:2015年3月15日(日)13:00〜16:30
- 場所:順天堂大学医学部10号館1階105カンファレンスルーム(東京都文京区本郷2-1-1(JR, 地下鉄丸の内線「お茶の水」駅徒歩5分、地下鉄千代田線「新お茶の水」6分)
- [プログラム]
13:00 月澤美代子:シンポジウム設定の趣旨
13:20 鈴木善次:中村禎里さんと「生物学史研究会」〜そのご活動を振り返る
14:00 小松美彦:中村禎里の描いた軌跡・学生運動―科学の体制化批判―生物学の近代化の再検討
14:40 米本昌平:中村禎里の開いた地平・生物学と社会
休憩後、指定発言者(3〜4人)とDiscussion(フロアからの自由な発言を中心に)
17:00〜19:00 懇親会(禎里先生を偲ぶ会)
2014年度 生物学史分科会 シンポジウム
国際シンポジウム「帝国を調査する─フィールドワークの科学史に向けて」
- 無事終了しました。報告は『生物学史研究』93号に掲載されました。
- 日時:2014年11月29日(土)14:00-18:00
- 場所:日本大学経済学部7号館2階講堂(JR水道橋駅東口徒歩3分)
- [プログラム]
14:00 坂野徹(日本大学)趣旨説明
14:10 瀬戸口明久(京都大学)「ハエのミヤコ─1930年代東京・都市というフィールド」
14:35 泉水英計(神奈川大学)「現代沖縄結核史─防遏は米国式技術によるものなのか」
15:00 アルノ・ナンタ(フランス国立科学研究センター)「植民地朝鮮における考古学調査と〈半島史〉像」
15:25 菊地暁(京都大学)「フィールドワークの同伴者─写真家・飯山達雄の見た人類学調査」
15:50 坂野 徹(日本大学)「〈島〉の科学史─パラオ熱帯生物研究所研究員が見た南洋群島」
16:15 休憩(15分)
16:30 コメント1:愼蒼健(東京理科大)
16:45 コメント2:木名瀬高嗣(東京理科大)
17:00 発表者からの応答+会場からのコメント:綜合討論
18:00 シンポジウム終了
- 主催:「帝国日本のアジア地域における人類学・衛生学調査に関する歴史研究」(2012─14日本大学経済学部中国・アジア研究センター)+日本科学史学会生物学史分科会
- 入場無料・予約不要
- poster(jpg)
2012/13年度 生物学史分科会 シンポジウム
生物学史と生物教育
- 無事終了しました。報告は『生物学史研究』89号に掲載されました。
- 日時:2013年6月30日(日)13:30-17:00
- 場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)701号室
- アクセス:京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m.(地図)
- 2012 年からはじまった高等学校の新課程の生物では、メンデルの法則などの古典的な記述が削られ、現代的に改訂されたことが話題になりました。このシンポジウムでは、この機会にこれまでの生物学教育と生物学史を振り返り、これからの生物学史の役割を議論したいと思います。かつて『生物学史研究』には生物教育関連の論考も掲載されることが多かったのですが、最近は少なくなってきています。その背景には、科学史研究の変容やSTSの確立などさまざまな要因があるでしょう。新たに科学コミュニケーションという領域も登場しつつあります。科学コミュニケーションの一つとしての教育の中で、歴史的な知識はどのような役割を担いうるのでしょうか。科学史研究と教育現場との対話から探っていきたいと思います。
- 加納圭(滋賀大学教育学部):現代化運動ともいわれる新課程高校生物における生物学史の取扱
- 塩川哲雄(大阪府立布施高等学校):高等学校における生物学史教材の実践−体系的教材の試作と単発的な題材の紹介−
- 福井由理子(東京女子医科大学):生命科学関連の専門職養成大学の教育と生物学史/科学史
- コメンテーター:田中幹人(早稲田大学政治経済学術院)
- 主催:日本科学史学会生物学史分科会・STS Network Japan
- poster(PDF)
日本学術振興会科学研究費補助金「“科学の参謀本部”-ロシア/ソ連邦/ロシア科学アカデミーの総合的研究-」研究班& 日本科学史学会生物学史分科会・合同シンポジウム
ルィセンコ事件再考
無事終了しました。報告は『生物学史研究』88号に掲載されました。
- 日時:2012年2月5日(日)13:00-17:00 ※入場無料,通訳付き
- 場所:東京工業大学大岡山西9号館2階コラボレーション・ルーム
- 東京工業大学大岡山キャンパスは、東急目黒線・大井町線の大岡山駅下車すぐ。キャンパスマップはこちら。
- 13:00 開会挨拶:瀬戸口明久(大阪市立大学),市川浩(広島大学)
- 13:10 来賓挨拶:鈴木善次(元大阪教育大学) 「日本のミチューリン運動の想い出」
- 13:30 基調報告:藤岡毅(同志社大学,嘱託) 「ルィセンコ研究の進展と世界的視野で見た日本のルィセンコ主義」
- 14:00 報告@:エドゥアルド・コルチンスキー(ロシア科学アカデミー・自然科学史=技術史研究所) 「ソ連邦における文化革命(1929−1932年)とイサイ・I.プレゼントとトロフィム・D.ルィセンコとの“同盟”の起源」
- 15:10 報告A:キリル・ロシヤーノフ(ロシア科学アカデミー・自然科学史=技術史研究所) 「1948年全ソ農業科学アカデミー8月総会におけるルィセンコ派の勝利の背景−歴史解釈の問題−」
- 16:10 コメントと討論
- poster(PDF)
2010年度生物学史分科会 シンポジウム
合成生物学・倫理・社会
無事終了しました。報告は『生物学史研究』86号に掲載されました。
- [趣旨]
- 合成生物学では、細胞の構成部品であるDNA、RNA、膜、タンパク質などをデザインし、細胞の機能を再構成する研究が進められています。生命の起源や進化、生命現象の解明が期待される一方、「生命とは何か?」といった問いにも直面している新しい研究分野です。本シンポジウムでは、合成生物学の研究状況を踏まえながら、合成生物学が提起している生命観を科学史的観点から展望し、社会はこれにどう向き合うべきかを考えたいと思います。
- 日時:2010年12月12日(日)午後2時〜5時(会員は12時30分より総会)
- 会場:立命館大学大衣笠キャンパス 末川記念会館1F講義室
京都市北区等持院北町56-1 正門入って左側自転車置場となり
JR京都駅より市バス(50番)またはJRバスで「立命館大学前」下車(約40分)
アクセスマップはこちら
駐車スペースがございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい。
- [プログラム]
- 14:00-14:10 開会挨拶と趣旨説明: 松原 洋子(立命館大学)
- 14:10-14:40 講演: 齊藤 博英(京都大学) 「生命システムの理解と制御を目指す合成生物学―その現状と課題」
- 14:40-15:10 講演: 米本 昌平(東京大学) 「合成生物学の論理とその社会的課題」
- 15:10-16:10 パネルディスカッション:米本 昌平、齊藤 博英、小林 傳司(大阪大学)、加藤 和人(京都大学)、林 真理(工学院大学)/ 司会 松原 洋子
- 16:10-16:30 休憩
- 16:30-16:55 質疑応答
- 16:55-17:00 閉会の辞: 小林 傳司
- ☆ 終了後、末川記念会館地下のレストラン「カルム」にて懇親会を開催します(会費2,000円)
- 参加無料(定員180名)、会場準備の都合上、事前申込をお願いします。※ 電子メールにて、件名を「合成生物学と倫理シンポジウム申し込み」とし、本文に「ご氏名・ご所属等・ご連絡先(E-mailアドレス)、懇親会参加の有無」をご記入の上、ars-vive*st.ritsumei.ac.jp(*は@に変えて下さい) まで送信してください。
- 問い合わせ先:立命館大学人文社会リサーチオフィス「生存学」創成拠点事務局/生存学研究センター 〒603-8577京都市北区等持院北町56-1 Email:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp TEL:075-465-8358 FAX:075-465-8342
- 主催:日本科学史学会生物学史分科会
- 共催:立命館大学グローバルCOE「生存学」創成拠点、立命館大学生存学研究センター、京都大学人文科学研究所共同研究「生命知創成に向けたプラットフォームの構築」(代表:小林傳司)
- 協賛:科学研究費補助金(基盤C)「サイボーグ医療倫理の科学技術史的基盤に関する研究」(代表:松原洋子)
2009年度生物学史分科会 シンポジウム
ダーウィン進化論の誕生と波紋
無事終了しました。報告は『生物学史研究』84号に掲載されました。
この10年ほどで自然保護のあり方は大きく変わりました。かつて自然保護といえば、人の手が入ってい
ない自然を開発から守ることでした。でも近年では、文化・社会と深く結びついた「自然」が保護の対象
とされつつあります。たとえば現在、日本政府は2010 年に名古屋で開催されるCOP10 に向けて
「SATOYAMA イニシアティブ」をすすめています。そこでは生物学者たちが積極的に発言し、日本文化
がつくってきたとされる「里山」をめぐる議論に大きな影響を与えてきました。
しかし歴史的にみれば、このような生物学者による文化・社会と結びついた「自然」の語りは、決して
新しいものではありません。では、過去の生物学者の「自然」をめぐる語りは、同時代においてどのよう
な政治的な役割をもっていたのでしょうか。このシンポジウムでは、20 世紀前半の生物学者・農学者の「自
然」をめぐる語りを検討し、生物学史が現在の自然保護に示唆するところを探りたいと思います。
今回のシンポジウムでは科学史以外の分野で「自然」をめぐる歴史研究をすすめている演者の方をお招
きし、コメントも歴史的視点と環境倫理の観点の双方からお願いしています。
- 日時:2009 年12 月13 日(日)午後2 時〜5 時(総会は午後1 時〜2 時に開催されます)
- 会場:東京大学先端研駒場リサーチキャンパス4号館2階講堂
- アクセス:小田急線東北沢駅から徒歩7 分、京王井の頭線駒場東大前駅西口から徒歩10 分、京王井の頭線・
池ノ上駅から徒歩10 分。詳しくは地図(http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/map/map-j.html)
- 「ナチス農学の自然観――コンラート・マイヤーを手がかりに」藤原辰史(東京大学・農業史)
- 「日本植民地主義と自然−アジア・太平洋戦争期の緑化運動−」中島弘二(金沢大学・地理学)
- 「狩猟と動物学の近代――1930 年代日本における「伝統」の創造」瀬戸口明久(大阪市立大学・科学史)
- コメント:坂野徹(日本大学)、篠田真理子(恵泉女学園大学)、鬼頭秀一(東京大学)
- (司会:篠田真理子・瀬戸口明久)
2008年度生物学史分科会 シンポジウム
ダーウィン進化論の誕生と波紋
無事終了しました。報告は『生物学史研究』82号に掲載されました。
- 日時:2008年12月7日(日)
- 午後1時〜1時50分 総会(会員のみ)
- 午後2時〜5時 シンポジウム
- 会場:桃山学院大学 T−001教室(トマス館の1階、入り口そばの教室です。トマス館は、学内最高峰のアンデレ館(図書館・研究棟)と1号館(教室棟)の間です。)
- 交通案内はこちら。
- 構内の案内はこちら。
- <プログラム>
- 1)「ダーウィン研究の現状:資料紹介を中心に」松永俊男(桃山学院大学社会学部)
- 2)「ダーウィンは古生物学者」矢島道子(東京医科歯科大学教養部・非常勤)
- 3)「生物の地理的分布からどうして進化が着想されたのか−−ダーウィンとウォレスの比較を通して−−」野尻 亘(桃山学院大学経済学部)
- 4)「ソビエト・ダーウィニズムの2つの潮流」藤岡毅(総合教育文化学院)
- 5)「展望:日本における進化論受容史」瀬戸口明久(大阪市立大学経済学部)
- 総合司会 鈴木善次(大阪教育大学・名誉教授)
- 会場でダーウィン関係資料を展示します。
2007年度生物学史分科会 シンポジウム
UMA(未確認動物)のいる科学史
無事終了しました。報告は『生物学史研究』80号に掲載されました。
- 日時:2007年12月9日(日)
- 午後1時〜1時50分 総会(会員のみ)
- 午後2時〜5時30分 シンポジウム
- 会場:工学院大学 新宿キャンパス28階第4会議室(地図参照)
- <プログラム>
- 14:00 〔報告〕下坂英(東洋英和女学院大学)
- 「未発見動物の歴史―大海蛇殺しとしてのリチャード・オーウェン―」
- 報告要旨:「大海蛇」(sea serpent)とは、昔から目撃談のある、巨大で細長い、未知の海洋動物である。この大海蛇について、19世紀にその実在性をめぐってイギリスなどで論争が起こった。この論争について、動物学者リチャード・オーウェンの主張などに注目しながら、見直してみたい。その後の、マスコミにおける大海蛇の取り上げられ方についても考えたい。また、日本では、なぜ大海蛇は話題にならないのか、皆さんのご意見もお聞きしたい。
- ※報告者は東洋英和女学院大学人間科学部教授。専門は科学史(特に地質学史)・科学論。論文に「未確認動物学」(科学見直し叢書1『科学と非科学のあいだ』木鐸社)、「進化論のプリンスの「受難」―スティーヴン・ジェイ・グールド」(『科学史の事件簿』朝日新聞社)、「日本において「創造論現象」は、どう理解されてきたか?」(「生物学史研究」第75号)などがある。
- 休憩(コーヒーブレイク)
- 15:30 〔報告〕伊藤龍平(南台科技大学)
- 「未確認動物の民俗学―忘れられたツチノコたち―」
- 一九七〇年代の未確認動物ブーム以来、ツチノコといえば「幻の蛇」というイメージが浸透している。しかし、ブーム以前のツチノコは、今日の定義でいう妖怪にあたる存在であった。本報告では、ブーム以前と以後のツチノコ像を、文献資料や民俗資料を用いつつ紹介・考察し、妖怪から未確認動物へという道筋を辿ってみたい。
- ※報告者は台湾・南台科技大学人文社会学院助理教授。専門は日本近世文芸・口承文芸。著書に『江戸の俳諧説話』(翰林書房)、論文に「ツチノコの本地―妖怪から未確認動物へ―」(「世間話研究」第10号)、「ツチノコ論序説―妖怪・幻獣・未確認動物―」(『日本人の異界観』せりか書房)、「ツチノコも繁殖する―「恐怖」から「愛玩」へ―」(『妖怪は繁殖する』青弓社)などがある。
- 16:30 討議(コメンテーター:齊藤純、菊地原洋平)
- 〔コメンテーター紹介〕
- 齊藤純(天理大学文学部教授)日本民俗学・民間説話研究
- 論文に「妖怪と怪獣」(常光徹編『妖怪変化 民俗学の冒険3』ちくま新書)、「法螺の怪―地震鯰と災害の民俗のために―」(筑波大学民俗学研究室編『心意と信仰の民俗』吉川弘文館)、「どうして桃太郎に出生地があるのか?」(小長谷有紀編『「大きなかぶ」はなぜ抜けた?―謎とき 世界の民話』講談社現代新書)などがある。
- 菊地原洋平(九州工業大学非常勤)科学史
- 論文に「パラケルススの植物観にみる形態と象徴―西欧近代初期における錬金術と本草学への一考察―」(「モルフォロギア:ゲーテと自然科学」第24号)、「西洋中世における架空種族論の集大成―ハルトマン・シェーデル,『年代記』(1493)の考察―」(「生物学史研究」 第76号)などがある。
- 本シンポジウムは「科学言説研究プロジェクト第4回公開研究会」との共同開催になります。本研究会は、日本学術振興会・科学研究費補助金交付課題「近代日本における科学言説の浸透と変容をめぐる文化研究」(研究課題番号16520111 研究代表者:吉田司雄、研究分担者:林真理、一柳廣孝)、並びに工学院大学総合研究所プロジェクト研究費交付同題課題による活動の一環として企画したものです。
2006年度生物学史分科会 シンポジウム
科学と保全と価値の交差点としての生物多様性
無事終了しました。報告は『生物学史研究』79号に掲載されました。
- 日時:2006年12月3日(日)
- 午後2時〜3時 総会(会員のみ)
- 午後3時〜6時 シンポジウム(公開/どなたでもご参加いただけます→無事終了しました。報告は『生物学史研究』79号掲載予定です。)
- 会場:順天堂大学医学部10号館105カンファレンスルーム(地図参照)
- [趣旨]
- 「生物の多様性が有する内在的な価値並びに生物の多様性及びその構成要素が有する生態学上、遺伝上、社会上、経済上、科学上、教育上、文化上、レクリエーション上及び芸術上の価値」(『生物の多様性に関する条約前文』)と謳われているように、生物多様性biodiversityは生物学・生態学的用語にとどまらず、環境保全の現場から地域生活・文化、国際社会・経済におよぶ一つのキーワードになりました。今回のシンポジウムでは、多面的な視点から生物多様性という概念のインパクトを捉え、議論したいと思います。奮ってご参加ください。
- [プログラム]
- 3:00-3:05:挨拶、シンポジウムの趣旨説明
- 3:05-3:25:岸由二(1)(慶応大学)
- 3:25-3:45:新妻昭夫(1)(恵泉女学園大学)
- 3:45-4:05:篠原徹(2)(国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学)
- 4:05-4:25:篠田真理子(恵泉女学園大学)
- 4:25-4:30:休憩
- 4:30-4:50:コメンテーター 遠藤彰(立命館大学)
- 4:50-5:00:コメンテーター 吉永明弘(千葉大学COEフェロー)
- 5:00-6:00:相互討論、フロアからの質問、意見、コメント
- 司会 篠田真理子(恵泉女学園大学)
- (1)デヴィッド・タカーチ『生物多様性という名の革命』狩野・新妻・牧野・山下訳、岸由二解説、日経BP社、2006年。
- (2)篠原 徹編『中国・海南島―焼畑農耕の終焉』東京大学出版会、2004年。
2005年度生物学史分科会 シンポジウム
「生命」というアリーナ─生物学史と他領域との対話
- 無事終了しました。報告は『生物学史研究』77号に掲載されました。
- 日時:2005年12月11日(日)午後2:00―5:00(会員は午後1時より総会)
- 会場:東京大学先端研駒場リサーチキャンパス4号館2階講堂(東京都目黒区駒場4−6−1 ※教養学部/駒場Iとは別キャンパスです)
- [趣旨]
- 21世紀を迎えた現在、生命科学技術は、私たちの生活を様々な局面で大きく変
えつつあります。こうした状況下、「生命(科学)」をめぐる問題は、生物学や
医学、農学といった生命科学諸領域を超えて、人文・社会科学の研究者にとって
も焦眉の課題なっていると思われます。
生物学史研究会は今年五十周年を迎えることとなりましたが、私たちは、こう
した「生命(科学)」をめぐるアクチュアルな課題にどう迫っていけばよいので
しょうか。
これからの生物学史研究の展望を、「生命(科学)」をめぐる問題に関心をお
持ちの様々な領域の研究者との対話を通して考えてみたいと思います。
- [プログラム]
- 2:00-2:10:挨拶、シンポジウムの趣旨説明:松永俊男(桃山学院大学)
- 2:10-2:35:市野川容孝(東京大学、社会学)
- 2:35-3:00:渡辺公三(立命館大学、文化人類学)
- 3:00-3:25:横山輝雄(南山大学、科学哲学)
- 3:25-3:40:休憩
- 3:40-5:00:相互討論、フロアからの質問、意見、コメント
- 司会:坂野徹(日本大学)、林真理(工学院大学)
2004年度生物学史分科会 シンポジウム
・遺された「モノ」に語らせる医学史・生物学史のフロンティア
無事終了しました。報告は『生物学史研究』75号に掲載されました。
(こちらのMS-Word文書(印刷に適しています)もご覧下さい。)
- 日時:2004年12月5日(日)午後2:00―4:40(会員は午後1時より総会)
- 会場:東京大学先端研駒場リサーチキャンパス4号館2階講堂(東京都目黒区駒場4−6−1 ※教養学部/駒場Iとは別キャンパスです)
- [趣旨]
- 遺された「コトバ」を読み解くには深い知識が要求され、遺された「モノ」に語らせるには多様な知と技が必要である。平成14年度から始まった文部科学省特定領域研究「江戸のモノづくり」には多種多様な領域からの、モノ(器物)資料とコトバ(文献)資料の専門家が集まっている。蛍光X線分析装置を用いた非破壊検査、DNA鑑定、データベースを用いての画像比較検討など新しいツールを駆使した領域を越えた研究者の共同研究により、遺されてきた「モノ」たちに、今、光が当てられ、「生物学史」「薬学史」「医学史」といった狭い固定した枠を越えた新しい研究領野が創られようとしている。とはいえ、実際の「モノ」を前にした研究自体は、気配りと地味な手作業と試行錯誤の連続である。旧家の倉での資料収集の現場から、薬箱に納められた江戸の医師たちが用いた薬品の分析や薬草の基原同定、そして、幕末から明治初頭に日本に舶載された人体模型の塗料の分析まで、こうした現在進行中の研究の現状をリアルタイムで皆さんに紹介したい。
- [プログラム]
- 2:00-2:10:趣旨説明・・・月澤美代子(順天堂大)
- 2:10-4:10:発表
- (1)「江戸のモノづくり」の目指すこと、実現しつつあること・・・酒井シヅ(順天堂大)
- (2) 万物の魅力 ― 信州飯田の「市岡家コレクション」とその位置づけについて・・・W.ミヒェル(九州大)
- (3) 現存する江戸時代の薬物の調査・研究 ・・・〇中村輝子、海老原寛人、遠藤次郎(東京理科大)
- (4) 幕末の医学教育を見つめた異国の人体―器物・文献資料総合データベースを用いて拓かれる研究の可能性―・・・月澤美代子
- 4:10-4:40:相互討論・フロアからの質問・コメント(司会:八耳俊文(青山学院女子短大))
- (主催)日本科学史学会生物学史分科会
- (共催)文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「江戸のモノづくり」A01-4,A05-25,A02-12班
2003年度生物学史分科会 シンポジウム
・生物進化論と創造論の対立ー米国における科学と宗教の現在ー
無事終了しました。報告は『生物学史研究』74号に掲載されました。
- 日時:2003年12月7日(日)午後2時〜5時(会員は午後1時より総会)
- 会場:立命館大学 衣笠キャンパス創思館 1Fカンファレンス・ルーム
- 講演:ユージニー ・C.・スコット「反進化論の系譜――終わりのない長く悲しいアメリカン・ストーリー」
- 20世紀初頭に反進化論運動という大問題を抱えてから、アメリカの進化論教育はつねにその脅威にさらされてきた。21世紀に入った今日でも、その解決の糸口すらつかめずにいる。その間、進化論教育を弱めるという反進化論運動の目的自体に変わりは見られないが、その戦略は「創造論教育の実現」から「進化論の評判を落とすこと」へとシフトしている。報告ではこのような状況変化の説明に加えて、それに応じて変化する進化論側の活動について触れる。特に、教科書内容、各州の科学教育基準、各地の学区教育委員会の動きなどを監視する全米科学教育センターの活動の事例をとりあげる。
- コメント:松永俊男(桃山学院大学)「さまざまな進化論・さまざまな創造論」、林衛(ユニバーサルデザイン総合研究所・NPOサイエンス・コミュニケーション)「現代科学教育における科学と政治・宗教の対立をどうみるか」、下坂英(東洋英和女学院大学)「攻撃的な疑似科学――創造論」
- 講師紹介:ユージニー C スコット(Eugenie C Scott)全米科学教育センター所長(Executive Director, National Center for Science Education, Inc)。1967年ウィスコンシン大学卒業、1974年ミズーリ大学大学院修了(博士論文「コロンブス以前のペルー沿岸地域における歯の進化」)。大学講師を経て1987年から現職。その間、進化論教育を擁護する立場から、一流誌掲載のものを含む論文を多数執筆し、テレビやラジオを含めて講演を精力的にこなす。さらにアメリカ人類学会会長などの要職を歴任しながら、全米各地の「創造論vs進化論」論争において積極的な教育・啓蒙活動を展開している。
- 問い合わせ:生物学史分科会事務局(松原)〒603-8577京都市北区等持院北町56-1立命館大学大学院先端総合学術研究科 松原気付
TEL/FAX:075-466-3283 E-mail: yoko-m@cool.email.ne.jp
- 企画・通訳:鵜浦裕(文京学院大学)
- 司会:斎藤光(京都精華大学)
- 共催:立命館大学大学院先端総合学術研究科・立命館大学人間科学研究所・文京学院大学
2002年度生物学史分科会 シンポジウム
・日本霊長類学/人類学史の試み-その一断面-
無事終了しました。報告は『生物学史研究』71号に掲載されました。
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講演:菅原和孝(京都大学・人類学)「『サルとヒトの連続性』思想の敗北と逆襲」
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コメント:齋藤光(京都精華大学)、坂野徹(東京理科大学他)、嶋田正和(東京大学)
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日時:2002年12月1日(日)14:20-17:20
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会場:東京大学先端科学技術研究センター4号館2階講堂 東京都目黒区駒場4-6-1
- (小田急線東北沢駅より徒歩7分 または井の頭線駒場東大前駅より徒歩10分)
2001年度生物学史分科会 シンポジウム
・発生学はどこから来てどこへ行くのか?
無事終了しました。報告は『生物学史研究』69号に掲載されました。
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小松真理子「西欧中世における人間を中心とした発生の問題」
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溝口元「ナポリ、ウッズホール臨海実験所と日本の発生学」
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福井由理子「“Current Topics in Developmental Biology”を通して見た分子生物学時代の発生学」
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道上達男「近年の発生遺伝学の進歩--この20年で何ができるようになり、何がわかったか--」
- 司会:堂前雅史
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日時:2001年12月16日(日)
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シンポジウム:13:00-16:00(一般公開)
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総会:16:20-17:20(会員のみ)
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会場:東京大学先端科学技術研究センター4号館2階講堂(昨年とは違う建物です)東京都目黒区駒場 4-6-1(小田急線東北沢駅より徒歩7分または井の頭線駒場東大前駅より徒歩10分)
2000年度生物学史分科会 シンポジウム
・進化心理学の科学論的検討
無事終了しました。報告は『生物学史研究』67号に掲載されました。
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講演:長谷川眞理子(進化行動学)
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コメンター:松原洋子(優生学史)、三中信宏(生物系統学)、金森修(科学論)
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司会:堂前雅史、廣野喜幸
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生物学的アプローチによる人間行動・心理の研究は、優生学、社会生物学論争にみるように物議を醸してきました。シンポジウムでは、人間行動・心理の生物学的研究が過去にどんな問題を含んでいたのか、現代の進化心理学はそうした問題をいかに克服するのか、科学の言説の社会的機能とはなにか、などをめぐって興味深い議論が展開されるものと期待されます。
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日時:2000年12月17日(日)
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総会(会員のみ):13:00-13:50
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シンポジウム(一般公開):14:00-17:00
- 会場:東京大学先端科学技術研究センター13号館3階講堂(正門正面・時計台のある建物)東京都目黒区駒場 4-6-1