生物学史研究会(日本科学史学会生物学史分科会主催)
生物学史研究会のご案内
研究会はどなたでもご参加いただけます。お誘いあわせの上、お気軽においで下さい。
研究会の案内は、ご希望の方に電子メールでお知らせしております。ご希望の方は、告知用のgoogleグループ(http://bit.ly/kKkaqu)に登録していただくか(googleのアカウントが必要)、研究会係の奥村大介okumuradaisuke1884@gmail.com、森下直紀ciel.azure@gmail.com、中尾暁nakaogyo@gmail.com、多門伸江nobue-tamon@g.ecc.u-tokyo.ac.jp、廣野喜幸yoshiyuki.hirono@gmail.com、佐藤桃子sato-momoco@g.ecc.u-tokyo.ac.jp 、菊地茉南mana.kikuchi4308@gmail.com、平井正人s08679mh@gmail.comのいずれかにご連絡ください。
以下は最新の研究会情報になります。
- 9月27日(日)開催の生物学史研究会について、ご案内申し上げます。
- 参加を希望される方は、お手数ですが事前にこちらのフォームからご登録ください。
- https://forms.gle/QihidDXFy7eTmAsD7
- 発表:山川志典氏(地域遺産リサーチセンター)「身近なタヌキはなぜ保護されたのか:国指定天然記念物「向島タヌキ生息地」をめぐって」
- コメンテーター:渡邊洋之氏(龍谷大学)
- 日時:2026年9月27日(日)15:00-17:00
- 開催形式:ハイブリッド(対面とzoom)
- 場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階308号室(※京王井の頭線「駒場東大前」駅下車、渋谷寄り改札を出て正面手前に構内案内板があります。)http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_13_j.html
- 【発表概要】
タヌキ(ホンドダヌキ)は、本州・四国・九州とその周辺の島々に分布し、都市部でも生息が確認されている身近な動物である。また、タヌキが登場する昔話や伝説は各地に伝わり、信仰の対象となる一方、肉や毛皮の利用を通して人びとの暮らしとも関わってきた。
1926年、山口県の向島は、史蹟名勝天然紀念物保存法に基づき、「向島タヌキ棲息地」として国の天然紀年物に指定された。その背景には、毛皮資源としてタヌキが注目された時代状況や、動物学者・渡P庄三郎の影響が指摘されている。戦後、この指定は文化財保護法のもとで天然記念物「向島タヌキ生息地」へと引き継がれ、行政と住民による保護活動が続けられてきた。
身近であり、資源としても利用されていたタヌキは、なぜ国による保護の対象となったのか。本発表では、関係者の記述や保護活動の記録をもとに、指定に至った背景と、それが地域社会に与えた影響を検討する。そして、天然記念物という文化財保護の仕組みを軸に、近代以降の日本における人とタヌキとの関係について考えたい。
- 【参考文献】
江村隆雄「向島の開発とタヌキ」『佐波の里』2号、1973年
渡P庄三郎「貉の話」『史蹟名勝天然紀念物』第1集第1号、1926年
渡邊洋之「渡P庄三郎の自然観―生物の移入と天然記念物の制定・指定をめぐって」『科学史研究』39号、2000年
- ※ 生物学史分科会の会員に限らず、どなたでもご参加いただけます。参加無料です。
- ※ 予定に変更等が生じた場合は、ご登録されたメールアドレスに連絡させていただきます。
- 問い合わせ:生物学史研究会係 菊地茉南(mana.kikuchi4308@gmail.com)